DJAIKO62の映画レビュー

ラジオDJ、ナレーターのDJAIKO62です。試写会で見てきた映画の感想を基本ポジティブに書いています。

デトロイト DETROIT

映画DJのDJAIKO62です。主に試写会で見てきた作品をメインに感想を書いています。担当している番組でもよく映画の話をしていますのでぜひチェックしてください。

 

今回は2018年1月28日公開の「デトロイト」です。担当番組αステーションのKyoto Air Loungeで紹介するにあたり、公開直前にチェックしました。まずは予告編をどうぞ。

 

youtu.be

 

豪華俳優陣

年が明けてからすぐに見たスター・ウォーズ 最後のジェダイでフィン役を演じていたジョン・ボイエガや、アベンジャーズでもおなじみのアンソニー・マッキーといった旬の俳優さんが出演。また、キャスリン・ビグロー監督の最新作という事でも非常に高い注目を浴びています。彼女はハート・ロッカーやゼロ・ダークサーティを手掛けた方です。

 

実話ベースの話。

映画の公式サイトにも実際に関わった人たちや本人のインタビューが多数上がっているのですが、見る前でも見た後でもぜひ見てほしいです。1967年当時はデトロイト市民の4割近くが黒人で、警察の95%は白人だったそう。一触即発状態の中、デトロイト暴動は起こりました。1967年7月23日から27日にかけてのことです。長年積もってきた問題やフラストレーションが引き金になったのだろうと当時の関係者は話します。

作品では7月25日から26日にかけて起こったとされるAlgiers Motelでの事件に焦点が当てられます。法律の下、権力を行使する立場にある白人側が、丸腰の若者たちに武器を突き付け、供述を引き出そうと拷問のような尋問を行います。40分にもわたるシーンです。

 

作品を見ると感想を迂闊に言葉にできないくらいの衝撃が走ると思います。映画でも緊張感や恐ろしさがひしひしと感じられるのですが、こういった理不尽な検挙や逮捕はおそらく日常的なものだったのだろうと察することができます。

 

撮影では極限状態に置かれた俳優どうし「大丈夫か?」と声を掛け合い、みんなが精神的に参らないように進めたそうです。また、関係者それぞれの視点での物語を綿密に調査もしたそう。その中でジョン・ボイエガが演じたディスミュークス本人も語っているのが、「これがデトロイトの全てではない。いい時も悪い時もあったデトロイトは今も立ち上がろうと頑張っている、今は恵まれている、でも、こういった騒動を経て今があることも忘れてはいけない。」ということ。けして振り返りたい一夜ではないはずのこの事件、DETROITという作品を通じて、歴史を知らなかった人にも広く知られることとなるのは間違いないと思いました。

 

 

www.longride.jp

 

 

 

DJAIKO62

美術展レビュー&アート情報ブログ→http://djaiko62.hatenablog.com/

公式Twitterぜひフォローしてくださいませ。→https://twitter.com/eibunkyoyaku

Instagramも。https://instagram.com/djaiko62/


映画コラム、舞台挨拶やトークイベントのMCなどご相談ください。出演・執筆なども柔軟かつ即対応いたします。お問い合わせは↓文末をご確認ください。
 

お仕事のお問い合わせの際は【こちらのフォームからお願いします。 仕事の実績のある方、紹介で繋がる場合のみ現在はご相談の対応をさせていただいております。

・ファンメールへの個別の返事は行っておりません。ご了承ください。

※管理人より→ご一読ください。転載引用などに関して。


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村