DJAIKO62の映画レビュー

ラジオDJ、ナレーターのDJAIKO62です。試写会で見てきた映画の感想を基本ポジティブに書いています。

15時17分、パリ行き The 15:17 to Paris

映画DJのDJAIKO62です。主に試写会で見てきた作品をメインに感想を書いています。

 

今日は2018年3月1日日本公開、クリント・イーストウッド監督最新作「15時17分、パリ行き The 15:17 to Paris」です。

 

本人が演じるリアリティ

事実をもとにしたという作品、最近特に多いような気がします。ただ、この作品で決定的に違うのは主役の3人を本人が演じているという事。カメオ的にモデルとなった人物がワンシーン出演することはよくありますが、ここまで本人というのは珍しいかと思います。これはキャスティング選考に入っていたクリント・イーストウッド監督が「素のままの本人たち」の様子を気に入ったことから「自分を演じることができると思うかね?」と誘い実現しました。さらにテロリストが乗り込んだこの電車に居合わせた乗客に関しても、実際に乗っていた人が多くキャスティングされているのだそう。そこは監督のリアリティの追求と、作品についてのコメントで「実験、試み、挑戦」という言葉が多く出てきているように、その一環だったのかもしれません。のちに命を落としかけた乗客マークとイザベラについて、事件と同じ場所で行った撮影を「精神の浄化に繋がる追体験になったのではないか」と振り返っています。

 

 
映画『15時17分、パリ行き』特別映像【HD】2018年3月1日(木)公開

↑Behind the scene的なインタビューもぜひ!

 

また、タイトルにもなっている「15時17分、パリ行き」 の電車内で起きた事件を描くまでの約一時間強は主人公3人の人生を丁寧に描くことに費やされています。3人の子供時代、どういう環境で育ったのか、どうやって親友になったのか、けして優等生ではなく問題児扱いされていた様子まで丁寧に。ヨーロッパ旅行でそれぞれが再会してからの他愛もない様子は、地元を離れそれぞれの道を歩むようになってからも3人の絆が強いことを示しています。

 

タリス銃乱射事件 - Wikipedia

モデルとなった事件です。Wikiで少し予習をするのもいいかもしれません。

 

勇気ある3人にはフランスからも自国アメリカでも勲章やメダルが授与され、その勇気ある行動には惜しみない称讃が送られました。以下予告編をはっておきます。


映画『15時17分、パリ行き』本予告【HD】2018年3月1日(木)公開

ぜひ劇場でどうぞ。

 

DJAIKO62

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