DJAIKO62の映画レビュー

ラジオDJ、ナレーターのDJAIKO62です。試写会で見てきた映画の感想を基本ポジティブに書いています。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 The Post

DJAIKO62です。試写会で見てきた作品をメインに感想を書いています。

 

2018年3月30日に日本公開となる映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 The Post」を見てきました。「トム・ハンクス×メリル・ストリープ」というキャストだけでも「見に行く」リストに入るでしょう。おまけにスティーブン・スピルバーグ最新作です。

 

まずは予告編をどうぞ。


『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』予告編

 

ベトナム戦争

ベトナム戦争 - Wikipedia

ペンタゴン・ペーパーズ

ペンタゴン・ペーパーズ - Wikipedia

この2つについてちょっとだけ勉強しておくと入りやすい映画かと思います。「スポットライト」でも感じたのですが、誰もがニュースを新聞で読んでいた時代、そこには名物の編集長が居て、「責任は全部自分が持つから真相を暴け!取材をしろ!」と、何か世の中に訴えかける使命をもっともっと担っていたんだなというのがわかります。あくまでもフェアに、徹底した取材から事実が新聞記事となり、判断を下すのは読者→それが世論となって社会を動かしていくというイメージです。

 

忖度

読めるようになりましたね、「そんたく」です。政府の最高機密に指定された文書ですから、当然それらが表に出ることで不都合が生じる関係者もいるわけです。あらゆる圧力でもって記事が表に出るのを阻もうとします。

映画の中でもベトナム戦争についての調査・分析の文書=ペンタゴン・ペーパーズの一部分がどこからか流出、ライバル紙のニューヨーク・タイムズが先に報じることになります。それが元軍事アナリストのダニエル・エルスバーグによるリークだという事がわかっていくんですが、ワシントン・ポスト側も残りの文書を独自に入手、全貌を暴こうと奔走します。

が、やはりここにも記事になるのを阻もうとする圧力が。現場を率いるベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は急ピッチで進む取材、原稿がひょっとしたら握りつぶされて世の中に出ないのではないかとイラつきながらも必死で上層部に訴えかけます。ファミリービジネスとして専業主婦から企業トップになったキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の肩にはこれまでにないプレッシャーがのしかかります。まだ男社会全盛期の時代に、彼女はいったいどんな決断を下すのか。それがどう世の中を変えることになるのか。ハリウッドきっての名優2人の掛け合いが穏やかながらも見事です。

 

公式サイトはこちらから。劇場情報も。

pentagonpapers-movie.jp

 

ペンタゴン・ペーパーズですが、2011年には機密指定からはずれ、以下サイトで読むことができます。

www.archives.gov

 

 

DJAIKO62

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