ボストンストロング ダメな僕だから英雄になれた STRONGER
ラジオDJ、ナレーター、ライターのDJAIKO62です。
今日は日本で2018年5月11日公開、「ボストンストロング」をご紹介です。
「ナイトクローラー」「ミッション:8ミニッツ」と最近の作品名をあげるだけでも見た後の余韻を思い出すほどの実力派ジェイク・ギレンホールが主演、ボストン・マラソンの爆破事件を書いた原作「STRONGER」がもとになった作品ということで前のめりな感じで試写会へ。
まずは予告編をどうぞ。
2013年4月15日に起きたボストンマラソン爆弾テロ
こちらで復習をしました。記憶にも新しい事件でしたが、ボストン・ストロングと呼ばれたジェフ・ボーマンの存在は知りませんでした。もちろん今作は実話ベース。作品ではコストコで働く、ごくごく普通の青年です。
ジェフ・ボーマンがボストンストロングと呼ばれるようになるまで。
くっついたり離れたりを繰り返す彼女エリンに三行半を突き付けられ、「いやだー!君しかいないんだよー!」と反省を猛アピールするダメ男ジェフ。でもそんなことを繰り返してきたので今度はエリンもおいそれとはいかないんです。そこで、彼女が参加するというボストン・マラソンでは「ゴールで待っているよ!応援に駆け付けるよ!」と約束、いつもは守らない約束を守り、ジェフ・ボーマンは爆弾テロに巻き込まれて重傷を負うことになってしまうんです。
ひどく後悔をするエリン。「もし私が意地をはらなければ」と事件後のジェフとその家族に寄り添い、関わっていくことになります。
感想 (ネタバレはしていません。)
見ていて痛感するのはジェフのダメ男っぷり(笑)。女性にだらしないとかではないんです。ひどく自己中心的で子供。そしてジェフの家族も親戚も本当?ってくらいお行儀が悪い。
ジェフは目撃者として犯人の逮捕につながる情報を提供、その結果テロに屈しない精神の象徴「ボストン・ストロング」として、まるでヒーローのように扱われるんですが、その急な名声に戸惑う本人をよそに、家族たちはそのセンセーションを楽しんでいるようにも見えるんです。
何か異様な雰囲気をスクリーンから感じつつも、その彼女エリンのまともさが終始救いともいえる作品でした。主人公のジェフ・ボーマン=ボストン・ストロングは最初からヒーローではありませんでした。報じられる彼の姿に心動かされ、勇気をもらった数多くの人々の「ありがとう」が彼をボストン・ストロングたる英雄にしたのだと。
ぜひ劇場でどうぞ。
公式サイトはこちらから。
ちなみに…主題歌を歌っているのは誰?
予告編でグローバルに使われている女性ボーカルの曲ですが、調べてみたらAndra Day(アンドラ・デイ)のRise up(ライズ・アップ)でした。
いわゆる応援ソングなんですが、「ライザップ、ライザップ」と聴こえるのでついついダイエットを連想してしまいます。
◆お知らせ
☆連載がスタートしました!(Hanako.tokyoでアートコラムを書くことになりました。隔週更新です。)
☆TVCMの声を担当しました。記事から動画も見られます。
DJAIKO62
美術展レビュー&アート情報ブログ→http://djaiko62.hatenablog.com/
公式Twitterぜひフォローしてくださいませ。→https://twitter.com/eibunkyoyaku
Instagramも。→https://instagram.com/djaiko62/
お仕事、作品レビューやコメント、司会などのご依頼、お問い合わせは【こちらのフォームからお願いします。 】
・ファンメールへの個別の返事は行っておりません。ご了承ください。
※管理人より→ご一読ください。転載引用などに関して。