DJAIKO62の映画レビュー

ラジオDJ、ナレーターのDJAIKO62です。試写会で見てきた映画の感想を基本ポジティブに書いています。

クリント・イーストウッド監督主演作品「運び屋」を見るならDJAIKO62絶賛の過去作もチェック!「人生の特等席」

映画DJのDJAIKO62です。

 

クリント・イーストウッド作品では個人的には「人生の特等席」が一番好きです。1㎜も意味のない場面が無いというか、本当にいい作品だったと思います。2019年日本公開の映画「運び屋」公開のタイミングなので、以前公開していたブログから再度こちらにアップします。「運び屋」と合わせてぜひチェックしてみてください。

 

movie-djaiko62.hatenablog.com

 

 

さて、「人生の特等席 Trouble with the curve」について。

何度も見たくなる、本当にただ一言「素晴らしい!」作品でした。

 

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最高の映画!

Trouble with the curveというのが原題なのですが、これは、「カーブが打てない」ということ。キーにもなってくるポイントなので詳細は避けますが、邦題の「人生の特等席」も本当にセンスがあると思いました。

ジャスティン演じる役がとってもチャーミングで、クリントイーストウッドの娘役のエイミーアダムスとそれはまぁお似合いな感じです。


あらすじ

クリントイーストウッド演じる主人公ガスは数々のスター選手を見出してきた天才スカウトマン。 

しかし、時代も変わりました。

コンピューターが選手を分析し、将来性まで数値化。ドラフト指名もデータが命。若い野心家の経営陣やスカウトマンもパソコン片手にギラギラ。ガスの事も老いぼれ扱いなのです。
 
「若いもんやコンピューターに何がわかる!」とはいえ、実際には肉体的な老いを実感し戸惑います。あらわれたのは視野の違和感。最初は取り繕っていましたが隠しきれません。親友が異変に気づき「これはスカウトマンにとって一大事だ」と都会で弁護士としてバリバリと頑張る一人娘ミッキーに連絡を取るのです。
 
それほど疎遠・・・というほどでもなかった父と子、でも、心の距離はうんと遠ざかっていたんですね。
 
父と娘をつなぐ細い糸口はやはり野球。スカウトマンとしての人生をかけたスカウト、
その目利きのセンスは知らずと受け継がれていてやっぱり父を助けてあげられるのは自分しかいないんだと弁護士としてのキャリアすら投げ打とうとする大きな決断は親子の絆ゆえだなぁと涙しちゃうんです。
 
 
DJAIKO62、こう思う。
捨てる勇気、そぎおとす決断、さらに「これでよかったんだよ」とスカッとするシナリオ、後味もすさまじくいい作品でした。
クリントイーストウッドさんが選ぶ作品ってのはやっぱりものすごーくいい。
110分があっという間。 まどろっこしい時間も、どうしてこのシーンがあるの?という寄り道描写も一切なし。心を重ね合わせ、寄り添って、物語を心地よく一緒に歩んでいるような感覚。こういう作品に出会えると嬉しくなりますね。
 
 
 

 

DJAIKO62

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