荒野にて Lean On Pete
ラジオDJ、ナレーター、ライターのDJAIKO62です。
- あらためてこの試写会ブログについて。
- 荒野にて Lean On Pete(2019年4月12日公開)を見てきました。
- 「荒野にて」の雰囲気を予告編でどうぞ。
- ストーリーを少し。
- ちょっと感想も。
- インスタでもアップしていました!
- 公式サイトはこちらから。
あらためてこの試写会ブログについて。
ちょっと前、1~2年前までは映画コラムを書いたり、試写会や記者会見で司会の仕事ができたらな…という気持ちがあったんですが、欲をかいたらいけませんね(^^;)。映画レビューなんかはプロ顔負けのものもたくさん、私ももっと気楽に好きなことをここでは書いていこうと思いなおしていたところです。とはいえ、試写会というのは宣伝さんが「どうかヒットしてほしい!」と願いを込めて関係者にお声をかけるものでもあるので、「プライベートでは見ないかも。」という印象を持ったものでも、なるべく作品の素敵なところをポジティブに書いていこうと思います。基本、ネタバレも無しです。とっても好きだった作品については担当ラジオ番組でもよくフリートークしていますので、ラジコプレミアムで全国から聴けます、FM京都αステーション Kyoto Air Lounge(毎週月曜火曜16-18時)も是非チェックしてください。(2019年3月16日記事執筆現在の情報です。)
荒野にて Lean On Pete(2019年4月12日公開)を見てきました。
前置きが長くなりましたが、「荒野にて」を見てきました。淡々としつつも、実に味わい深い、見た後にいろんなことを考えさせられる作品でした。「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督の最新作、主人公チャーリーを演じるのは新星チャーリー・プラマー。彼がとってもいい。表情一つ、語り一つ、なんなら背中一つでこれまで喜怒哀楽を切々と魅せる俳優、しかもこの若さでってのがさすがだなと。この顔見たことがあるなーと調べてみたら「ゲティ家の身代金」で誘拐される孫役でした。大きくなりましたね、そしていい俳優に成長しました。
・ゲティ家の身代金は実話ベースの映画でした。レビューも書いていました。
「荒野にて」の雰囲気を予告編でどうぞ。
ストーリーを少し。
主人公のチャーリーは15歳、歳の割には空気を読みすぎる、ちゃんとした少年。仕事を転々とし、彼女もちょいちょい変わる父親とポートランドに越してきたばかり。身勝手なようにも思える父親だが、父一人子一人、なんやかんやうまくやっている。でも何かあると母親代わりに12歳のころまで育ててくれた叔母さんを懐かしく思い出し、写真を眺めたりと子供な一面も見せるのだ。そんな叔母さんは父と大喧嘩をして以来疎遠でどこにいるかもわからず、実のお母さんはチャーリーが赤ん坊のころに出ていったらしい。
ある日、近所の競馬場でデル(スティーヴ・ブシェミ)と出会い、競走馬の移送の手伝いをアルバイトとして引き受けることになります。任されたのは原題にもなっているLean On Peteというベテラン競走馬。勝たないと売り飛ばされて処分される運命の競走馬、Lean on peteも例外ではなく、その日がそう遠くない運命だと知ります。
予告編でも描かれるのですが、お父さんがお付き合いしたというか、遊んだ相手が悪かった。女性の旦那(既婚者だったんですね)が激怒して自宅に乗り込んできて、お父さんは瀕死の重傷を負ってしまいます。自業自得とは言え、チャーリーにとっては唯一の家族。心配だけど医療費もかかる、何とか回復を願いつつLean on peteの遠征についていきます。その間に症状が悪化し帰らぬ人に。
これまでも孤独を感じることはあっても今回は違う。世界にたった一人になってしまった深い悲しみ、そして養護施設に連絡を取ろうとする警察や大人たちから逃げるようにしてチャーリーは厩舎に身を隠します。同じ頃、ピートも売り飛ばされることを知り、チャーリーは衝動的にピートを連れて、叔母さんが居るというワイオミングを目指すことになるんです。
ちょっと感想も。
道中、チャーリーは自分の気持ちや過去をピートに語ります。一人語りです。でもそうやって現実を噛みしめているようにも見えました。生き延びるためにいろんな一線も越えます。チャーリーの心の揺らぎ、困惑、怒り、絶望、いろんなものがひしひしと伝わってきました。ネタバレはしません、が、後味も決して悪くないです。ぜひ劇場でどうぞ。
インスタでもアップしていました!
公式サイトはこちらから。
監督:アンドリュー・ヘイ『さざなみ』 出演:チャーリー・プラマー 『ゲティ家の身代金』、スティーヴ・ブシェミ、 クロエ・セヴィニー、トラヴィス・フィメル 配給:ギャガ 原題:LEAN ON PETE/2017/イギリス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル /2時間2分/栗原とみ子
4月12日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他 全国順次ロードショー
#映画 #原作 #試写会 #上映館 #ネタバレ #予告 #本
DJAIKO62
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ダンボを見たら思い出すはず、ティム・バートン作品「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」!名作!
ラジオDJ、ナレーター、ライターのDJAIKO62です。
タイトル通りですが、Dumboダンボと同じくらい好きだった、直近のティム・バートン監督作品を以前書いていたブログから再編集してアップします。
今でもたまに思い出す、めっちゃ好きな作品。
こんなにも見る前と見た後のギャップの激しい作品ったらありませんでした
© 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation.
2017年2月3日公開、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち miss peregrine's home for peculiars」のことなんですが、TVCM見て「どうかな~」と思った人にこそ見てほしい!って思います。
「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」監督作品!
とあったので、CMをちらっと見たくらいの前情報だった私・・・
「ティム・バートンワールドで特殊な能力を持つ子供たちが歌ったり踊ったりしてきっと置いてけぼりになるな」
と完全に誤解をしつつ、大変失礼な目線で試写会に向かったのです。
が、同じティム・バートン監督なら、「ビッグフィッシュ」とかに近い世界観のファンタジーでね、すごーーーく良かったです!エンドロールでこっそり拍手しちゃったくらい2017年公開作品で暫定1位、一番です!
特殊能力を持つこどもたち(かわいー!)
それぞれに力持ちだったり、植物を成長させたり、透明人間だったり・・・と個性的でX-MENみたい。その特殊能力故に外では生きて行けず、隠れるようにして共同生活をしています。X-MENでいうところのプロフェッサー的存在がタイトルにもなっているミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)。ミステリアスで美しく、強く優しい女性です。彼女の能力は「鳥に変身すること」。一見実用的な能力ではないものの、ミス・ペレグリンのように鳥に変身できる者をインブリンと呼び、ループという、時間の中に特殊な空間を作る能力を持ちます。そのループの中に入ると同じ日を繰り返すこととなり、子供たちは子供たちのままということになるんです。
このループの中に居続けなければならない理由、特殊能力を持つ彼らに差し迫る危機、主人公のジェイクやおじいちゃんがどうして「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」と関わることになるのか・・・などなど本当にファンタジーのいいところをギュギュっとこれでもかと詰め込んだ素晴らしい作品だったと思います。ところどころ挟まる廃墟、海底に沈んだ豪華客船、遊園地のお化け屋敷・・・などなど、ゾクゾクとするゴシック的要素も美しいよ!
私は力持ちの女の子、ブロンウィンがほんっとうにキュートで、活躍するたびに「かわいー!」ってなってました。お気に入りのキャラクターも見つかると思う!
作品の中では極悪人(笑)のサミュエル・L・ジャクソンさんのメッセージ付き、ちょっと長めの予告編がよくわかります!
大人も楽しめるファンタジーです。もう一回見たい!
お家で見られますね!ほしい!
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Miss Peregrine's Home for Peculiar Children (Miss Peregrine's Peculiar Children)
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2017年2月3日(金)全国ロードショー
© 2017 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画
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