ぼくの名前はズッキーニ Ma vie de Courgette
映画DJのDJAIKO62です。主に試写会で見てきた作品をメインに感想を書いています。
2018年2月10日に日本公開になる映画、「ぼくの名前はズッキーニ」を見てきました。クレイアニメーション、ポスターのビジュアルから、なんとなくほのぼのとした話かなぁと思ったら…
まずは予告編をどうぞ。
アニメならではの良さ
実際に俳優が演じていたらもっとシリアスな映画になっていただろうなぁと思いました。アニメーション、カラフルでポップなトーンからずいぶんと明るく感じさせてくれますが、社会の厳しさを容赦なく描いているなと思いました。大人が見てもハッとさせられるでしょうし、親子で見たり、社会見学などでクラスで見に行くのもありでしょう。
ズッキーニはニックネーム
映画の中に出てくる子供たちはみな理由があってフォンテーヌ孤児院に来ました。主人公のイカールもそう。父親が若い女性の元に行ってしまい、それ以来母親は酒浸りに。イカールは、散乱したビールの缶を拾い集めては屋根裏の自分の部屋に持って行き、積み上げてひとり遊んでいます。そんなある日、母親はとある事故で帰らぬ人になってしまいます。自分の身に何が起こっているのか正直受け止めきれていないイカール。担当した警察官は「かわいそうだ」と思いながら、フォンテーヌ孤児院へ連れて行きます。孤児院に居る子供たちは自分の置かれた状況をそれぞれに受け止めていて、一見大人びているんですが、年相応のさみしさや甘えたい気持ちを押し殺しているようにも見えます。
子供たちが知恵を出し合って、仲間を助けるために一致団結していく様子なんかとても素敵でした。世の中の陰も陽も、子どもにだってちゃんと見てほしいという意思のようなものを感じました。
文部科学省特別選定作品(青年向き・家庭向き)文部科学省選定作品(少年向き・成人向き)にも制定されたそうです。原作本も合わせてぜひどうぞ。
DJAIKO62
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